長期記憶と運動学習
2023/09/12
こんにちは
旭トレーニングハウスの小池です。
今日は長期記憶と運動学習について。
記憶のというのは大きく分けて短期記憶と長期記憶があります。
分かりやすくいうと、短期記憶というのはテスト前の一夜漬けの勉強。
これはテストまではある程度記憶されているけど、テストが終わると全く覚えていない。
そして長期記憶というのは、自転車。
子供のころに毎日のようにたくさん練習して、たくさん転んで、乗れるようになったものは、
大人になってから久しぶりに自転車に乗っても乗れる。
これが長期記憶です。
これは小脳で覚えると言われています。
小脳には小脳皮質(ショウノウヒシツ)と小脳核(ショウノウカク)の二つの場所があります。
最初に入る記憶は小脳皮質。これはすぐ消えてしまう短期記憶です。
そしてもう一つの”小脳核”に入った情報(記憶)は長期記憶として保管されるとされています。
ではどのように小脳核に情報を保管するのでしょうか。
ここからが本番です。
ズバリ【反復練習】と【休息】です。
例えば、週に一回6時間練習するより、毎日1時間練習した方が長期記憶として入りやすいとされています。
ある動作、技術を習得する為には、まず理屈を理解したうえで、それを実践し続けることが重要という事。
出来なかったことが急にできるようになった経験ありませんか?
これです。
ただ何も考えずにやみくもに練習しても意味がありません。
記憶するものがありませんから。
だから目的をもって(こういう身体の使い方をする。このスピードで動くなど)反復練習することで小脳皮質から小脳核に情報が入り、長期記憶として保管されるほか、オートマチック(自動化)に身体が動くようになる。
そしてこの自動化させることが、試合で勝つために重要です。
試合のなかでは、身体をこう使うんだとか、こういうステップでこう動くとか
考える余裕がありませんからね。
トップの選手は、動きが自動化されています。
これは反復練習のたまものです。
小脳核に記憶されています。
旭トレーニングハウスに来られているテニスをされている方も
先日一緒に練習している方から、
『ストロークの溜めがうまくなったね』
と言われたそうです。
この方、トレーニングを開始して3か月弱。
股関節のトレーニングを中心に行ってきました。
それがコートの中で自動化されている証拠ですね。
小脳核に入りました。
よしよし。
次だ、次。
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