ぎっくり腰の対応
2023/09/12
こんにちは
旭トレーニングハウスの小池です。
今回はぎっくり腰について書きたいと思います。
ちょうど昨日、70代の方でいわゆるぎっくり腰の方を施術させていただきました。
”いわゆる”というのは、ぎっくり腰という病名はなく通称『急性腰痛症』と呼ぶことが多いです。
今回の記事ではわかりやすく”ぎっくり腰”という言葉を使わせていただきます。
ぎっくり腰は、
何か物を持ち上げたり
腰掛から立ち上がったり
床から起き上がったり
そのような場面で起きることが多いです。
痛みの原因は大きく分けて3つ
①椎間板由来
②椎間関節由来
③筋肉由来
それでは一つずつ解説していきます。
①椎間板由来
椎間板(ついかんばん)というのは背骨一つ一つの間にある軟骨のクッションの事
ここに急激に圧力がかかることで痛みを発生させます。
②椎間関節由来
椎間関節(ついかんかんせつ)というのは背骨一つ一つをつなぐ関節
これも同様で、前にかがんだり、腰をそらせたりした際に急激な圧力や内圧の変化で捻挫のような現象が起きます。
③筋肉由来
背中には、背骨を動かしたり、支えたりする役割を担う脊柱起立筋という筋肉があります。
この脊柱起立筋が身体の急な動きにより伸ばされてしまい、腰痛を起こしてしまいます。
ぎっくり腰はざっとこの3つに分けられます。
昨日見させていただいた方は、前屈すると腰がズキっと痛いという症状でした。
結果からいうと、施術後は前屈時痛はほぼ消失(違和感ぐらい)しました。
さて何をしたでしょうか。
魔法です。
嘘です。
人間の身体にはたくさんの関節が存在します。
膝関節、股関節、肩関節などなど。
そして、重要なのはどこかの動きが悪いとどこかがその動きを代償してしまう。
それを『トレードオフ』と言ったりします。
このトレードオフが原因でぎっくり腰が起きることが多いです。
前屈で痛みがあるとします。
この前屈で腰に痛みが走る場合、何を考えるか。
トレードオフを考えると、股関節が曲がらず、背骨を過剰に曲げて前屈していますよね。
ではこちらの前屈はどうでしょうか。
先ほどの前屈より背骨の丸みは少なく股関節が曲がっているのが分かると思います。
何が言いたいかというと、腰を痛める人(痛めやすい人)は股関節の動きが少なく、その動きを補うために腰や背骨で代償する結果、ぎっくり腰が起こることがとても多いです。
昨日診させていただいた方もそうでした。
股関節の屈曲(曲げる)動きを出すことで、前屈の痛みは取れました。
そう考えると、痛い腰をほぐすだけでは改善は難しいことが多いです。
もちろん、股関節の動きの悪さだけが原因ではないので、その方のぎっくり腰の原因を探る必要があります。
ぎっくり腰をしてしまった方、ぎっくり腰を繰り返している方、ご連絡ください。
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旭トレーニングハウス
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瀬戸市で目指す腰痛の改善
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