変形性膝関節症と診断された方へ
2026/09/12
「膝が変形しているから、もう治らない」
と諦めていませんか?
変形性膝関節症でも、まだできることがあります。
「病院で変形性膝関節症と言われた」
「レントゲンで軟骨がすり減っていると言われた」
「膝に水がたまる」
「階段の上り下りがつらい」
「立ち上がるときに膝が痛い」
「歩き始めが一番痛い」
そして、
「年齢のせいだから仕方ないですよ」
と言われてしまった。
40代、50代、60代になると、こうした膝の悩みを抱える方は少なくありません。
でも、ここで一つ知っておいてほしいことがあります。
「膝が変形していること」と「膝が痛いこと」は、完全に同じではありません。
そして、
「変形している=もう何をしても良くならない」でもありません。
変形性膝関節症=「軟骨が減ったから痛い」だけではありません
変形性膝関節症では、関節軟骨の変性や摩耗、関節周囲の炎症、骨の変化などが起こります。
日本整形外科学会も、変形性膝関節症では膝の痛みだけでなく、腫れ、動かしにくさ、可動域制限などが生じることを説明しています。さらに、関節包の線維化や神経線維の増生などによって、痛みを感じやすくなることも示されています。
つまり、
「骨が変形している」
という構造的な問題だけではなく、
「その膝を脳・神経系がどのように認識し、どのように動かしているのか」
という問題も考える必要があります。
ここが非常に重要です。
痛みは「膝だけ」で作られているわけではありません
例えば、同じようなレントゲン所見がある人でも、
・痛みがほとんどない人
・階段だけ痛い人
・歩くと痛い人
・常に痛みを感じる人
がいます。なぜでしょうか?
痛みは、単純に
「膝が壊れている量=痛みの量」
ではないからです。
膝から入ってくる情報は、神経を通って脳へ伝えられます。
そこで脳は、
- これは危険なのか
- この動きは大丈夫なのか
- この関節を守った方がいいのか
- どの筋肉を使えばいいのか
など、さまざまな情報を統合しながら身体をコントロールしています。
だからこそ、膝そのものだけを見るのではなく、
「膝から脳までを一つのシステムとして考える」
ことが大切なのです。
「痛いから動かさない」が、さらに膝を動かしにくくすることも
膝が痛くなると、多くの方は当然、
「なるべく膝を使わないようにしよう」
と考えます。
これは痛みが強い時期には必要な場合もあります。
しかし、長期間、
痛い → 動かない → 筋力が落ちる → 動作が不安定になる → さらに膝に負担がかかる
という状態になると、悪循環に入ってしまうことがあります。
だからこそ、
「痛いから何もしない」
ではなく、
「今の身体でできる動きを探しながら、少しずつ身体を変えていく」
という考え方が重要になります。
実際、日本整形外科学会の変形性膝関節症診療ガイドラインでも、運動療法は**疼痛、身体機能、日常生活機能の改善に有用であり、実施することが推奨されています。**日本音楽家協会
では、何をすればいいのでしょうか?
旭トレーニングハウスでは、
単純に
「太ももの筋肉を鍛えましょう」
だけでは考えません。
もちろん、大腿四頭筋などの筋力は重要です。
しかし、膝を動かすために働いているのは膝周囲の筋肉だけではありません。
例えば、
- 足首
- 足部
- 股関節
- 骨盤
- 体幹
- 背骨
なども、歩行や立ち上がりの中で連動しています。
さらに、
「どの筋肉を、どのタイミングで、どの程度使うのか」
という神経系による運動制御も重要です。
大切なのは「神経」と「運動」です
身体を動かしているのは筋肉だけではありません。
筋肉に「動け」と指令を出しているのは神経系です。
そして脳は、
「身体が今どんな状態なのか」
という情報を、関節・筋肉・皮膚などから受け取っています。
この
感覚入力 → 脳で情報処理 → 運動指令 → 筋肉が動く
という循環を繰り返すことで、私たちは立ったり、歩いたり、階段を上ったりしています。
ところが膝が痛くなると、このシステムにも変化が起こります。
痛みを避けるために、
「膝をかばう」
「体重を反対側に逃がす」
「膝を曲げない」
「股関節をうまく使わなくなる」
など、無意識の動作パターンが生まれることがあります。
すると、身体の使い方そのものが変わってしまいます。
だから「膝だけ」を施術して終わり、ではありません
膝に痛みがあるからといって、
膝だけを揉む。
膝だけを温める。
膝だけを伸ばす。
膝だけを鍛える。
それだけで十分とは限りません。
大切なのは、
「なぜ、この人は膝に負担が集中しているのか?」
を考えることです。
例えば、
股関節がうまく動いていない。
足首が硬い。
足部からの感覚入力が低下している。
体幹の安定性が低下している。
左右の荷重が大きく違う。
膝を守るような動作パターンが身についている。
こうした要素が重なっている可能性があります。
そこで、身体の状態を確認しながら、
手技による身体への入力
↓
関節や筋肉からの感覚入力
↓
適切な運動による神経系への刺激
↓
実際の立ち上がり・歩行などへの反映
という流れを作っていきます。
「鍛える」のではなく、「正しく使える身体」を作る
ここは非常に大切です。
筋力トレーニングをすれば、それだけで膝が良くなるわけではありません。
例えば100kgのスクワットができるほど筋力があっても、日常生活で膝に偏った負荷がかかっていれば問題が起こることがあります。
逆に、
「今まで使えていなかった筋肉が適切なタイミングで働く」
「股関節と足首がうまく連動する」
「左右の荷重が改善する」
「膝を怖がって固める動作が減る」
という変化が起これば、
同じ筋力でも身体の使い方は変わります。
だから私たちは、
「筋肉を鍛える」だけではなく、「身体の使い方を再学習する」
ことを大切にしています。
「変形」は消えなくても、「痛み」は変えられる可能性がある
ここは誤解してほしくないポイントです。
手技や運動によって、
変形した骨や軟骨を元の正常な状態に戻せる、と言っているわけではありません。
しかし、
- 痛み
- 動かしにくさ
- 筋力
- 可動域
- 歩き方
- 立ち上がり
- 階段動作
- 日常生活での身体の使い方
こうした部分は、改善を目指すことができます。
そして、それは「気合いで頑張る」という話ではありません。
身体には、
使い方を学習し直す能力
があります。
だからこそ、
「もう年だから仕方ない」
と決めつけてしまう必要はありません。
「手術しかない」と言われる前に、できることがあるかもしれません
もちろん、すべての変形性膝関節症が手技や運動で改善するわけではありません。
強い腫れや安静時痛、急激な症状の悪化、膝がロックして動かないなど、医療機関での評価が必要なケースもあります。
また、症状や変形の程度によっては手術が適切な選択肢になる場合もあります。
だからこそ、
手術を否定するのではなく、手術が必要になる前にできることをしっかりやっておく。
この考え方が大切だと思っています。
「膝が痛いから、もう運動できない」
そう思っている方へ。
むしろ、
膝が痛いからこそ、身体を正しく動かす練習が必要な場合があります。
もちろん、痛みを我慢して無理に運動する必要はありません。
大切なのは、
「今のあなたの膝でできる運動」
から始めること。
そして、
できることを少しずつ増やしていくこと。
最初は椅子から立つだけだった人が、
↓
普通に歩けるようになり、
↓
階段を使えるようになり、
↓
買い物に行けるようになり、
↓
旅行に行けるようになる。
そんなふうに、
「できること」が増えていくことこそ、本当の意味での改善
だと私たちは考えています。
変形性膝関節症で悩んでいる40代・50代・60代の方へ
もし今、
「年齢だから仕方ない」
「軟骨がすり減っているから仕方ない」
「膝が変形しているからもう無理」
と思っているのであれば、
一度、その考え方を横に置いてみてください。
あなたの膝の「変形」そのものを消すことはできないかもしれません。
でも、
痛みをどう感じているのか。
身体をどう動かしているのか。
膝にどのような負荷がかかっているのか。
神経系が身体をどうコントロールしているのか。
ここには、まだアプローチできる余地があります。
変形性膝関節症の治療においても、運動療法には痛みや身体機能、日常生活機能を改善するエビデンスがあります。
だから、
「膝が変形した=もう終わり」ではありません。
「もう一度、痛みを気にせず歩きたい」
「階段を普通に上り下りしたい」
「旅行に行きたい」
「孫と一緒に出かけたい」
「好きなスポーツをもう一度やりたい」
そんな目標があるなら、
膝だけを見るのではなく、身体全体と神経・運動のつながりから、一緒に改善の可能性を探してみませんか?
旭トレーニングハウスでは、膝の状態を確認したうえで、手技と運動療法を組み合わせ、**「痛みを減らすこと」だけではなく、「痛みを気にせず動ける身体を取り戻すこと」を目指します。
旭トレーニングハウス|痛み改善専門 整体 × 運動
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